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2010'05.31 (Mon)

ガラスの向こう側 (消すかもしれない重い話)

雨上がりのハッパ1
何処にでもあるような生垣の葉っぱ。わざわざ遠出しなくても出会えます。


東京での入院生活。
歩けるうちは歩きたい。点滴台を引き連れて病棟内をウロウロする僕。
開かないガラス張りの窓際が、独りでもの思いにふけるお気に入りの場所。ベッドにいなければ大抵ここにいる。
ガラスの向こう側に広がる全てが、僕には特別で新鮮で羨ましかった。
大勢の人で活気づく築地市場。どんなに早朝でも町や人が生きている。
車や歩行者で混雑する大通り。みんな行き先があるんだ。
朝のフジテレビ。めざましテレビの前後は少し得した気分。
夜のレインボーブリッジ。みんなに見せたい贅沢な都会の夜景。

死を身近に感じる毎日。生まれてはじめて何気ない日常が輝いて見えた。
「あっち側に戻りたい。」 ガラスに手を当てながらそんなことを願っていた。
「外出許可がでたら、あの交差点に立とう。いい思い出になるから。」 すぐタクシーに乗るので入院中は実現しなかった。

思い出した。もし退院できたらこの辺りを散歩しようと思っていたんだ。窓越しの世界を直に見たかった。
この町に引っ越してくる前に入院したので、僕はこの町のことを何も知らない。
「労働と入院のあいだ♪」の全てが当時欲していたものと重なる。

闘病中の方に軽く笑ってもらおうと始めたこのブログ。
人のためといいながら自分のためになっていることに気付いた。
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テーマ : 小さな幸せ - ジャンル : 心と身体

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